突きとめる

蚊取り線香」火の用心、使い方誤れば火事の元
 京都府宇治市で昨年5月、木造2階建ての民家が全焼する火事があり、出火原因は、ベランダの針金ハンガーにつるして使っていた蚊取り線香が燃え尽きずに落下し、置いてあった折り畳み式ウレタン製マットに引火したためだったことがわかった。
 総務省消防庁や日本家庭用殺虫剤工業会(大阪市、加盟18社)は、蚊取り線香を使う際には所定の器具を使うよう、消費者に注意を呼びかけている。
 宇治市消防本部は、30回にわたって再現実験を行った結果、蚊取り線香は針金ハンガーにつるすと、燃え尽きる前にバランスが崩れて落下することを突きとめた。燃焼時間は、所定の容器を使った場合より、平均で約2時間短い約5時間だった。
(読売新聞 8月10日 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060810i211.htm)

「30回にわたって再現実験を行った結果、蚊取り線香は針金ハンガーにつるすと、燃え尽きる前にバランスが崩れて落下することを突きとめた。」
僕もそのことには気づいていた。しかし、気づいただけで再現実験をしていないので偉くない。蚊取線香を容器に入れると燃焼が遅くなることや、濡らしかたで燃焼速度を調整できることならば、突きとめたことがあるような気がする。しかし、つるすと落下することを突きとめようとは思わなかった。当たり前だと感じたことを突きとめるのはとても難しい。