スコットランドヤード・ゲーム / 野島伸司

スコットランドヤード (Scotland Yard) ボードゲーム

スコットランドヤード (Scotland Yard) ボードゲーム

大好きなゲームのひとつ。ボードゲームで、1人が怪盗を、数人が刑事を担当して、ロンドンで追跡劇を繰り広げる。24ターン(24時間)逃げ切ったら怪盗の勝ち。刑事の方はパズル的な要素が強く、パズル好きとしてはそれだけでもいいのだが、怪盗が動きに加えて口八丁で刑事を騙すので、その心理的なかけひきがまた楽しい。日本で発売されてすぐ買って、その後たしか出先に置いておくのにもう1個買って、今Amazonで見たら2006年に現行パッケージのを買ったことになっている。3個目がどこにあるか思い出せないのはなぜだ。それはともかく
スコットランドヤード・ゲーム

スコットランドヤード・ゲーム

読んだのはこっちだ。24日間のラブストーリー。解説にも書いてあるが、地の文のない短文の会話がひたすら続く。テンポはいいし、部分部分に引き込まれるところはあるし、トータルではいい話だと思う。しかし、これも解説に書いてあるが、「身体感覚だから。味覚や肌のフィット感に近い。だから、はまるかどうかというのは、かなり個人差がある」。個人的には、夏彦の言葉が気持ち悪い。夏彦に影響されて変わっていく主人公が気持ち悪い。背中がざわざわするような嫌悪感。それは理屈で説明したくない、感覚的なもの。