時の果てのフェブラリー

地球を救うために異空間の調査に投入されたニュータイプのような特殊能力を持つ少女(11歳)の活躍。枠組はハードSFで固いのだが、ストーリーは大人の描き方が非常に甘く展開も子供向けっぽい(主人公が子供なのでそれが合理的であるが)。あらかじめお子様ターゲットだという先入観で読み始めても、そのあたりに違和感があってちょっと読みにくかった。などと書いているが、11歳なのにもかかわらず一部性的描写があり、実はお子様には読ませにくい。なんだかスタンスのつかみにくい本だ。設定や雰囲気は良い。