時計仕掛けのイヴ / 関田涙

時計仕掛けのイヴ (小学館ミステリー21)

時計仕掛けのイヴ (小学館ミステリー21)

建物の平面図などでミステリーと見せかけているが、推理できるようなトリックなどこの物語にはない。ミステリーっぽい部分でかなりだれるが、学園恋愛ものとして読むべきであろう。全体的にはサクサク進む。
主人公が思いを寄せる彼女は、時間を止めることができる。しかし、彼女にシンクロして止まった時間の中に入ってしまった人は、二度ともとの時間には戻れない。その失敗を繰り返した彼女は、人を避けるように生きていた。そんな彼女との恋愛ストーリー。