タルサ(1) サイの研究

sui2006-06-26

オクラホマのタルサに、サイの研究に行ってきた。この日の気温は夕方でも34℃くらい。5$札しかもっていなくて自販機のジュースも買えず、脱水症状に耐えて観察し続けた貴重な記録である。
そう、自販機に5$札は使えない。1$札とコインしか使えない。1$札ならちぎれて一部がなくなっていたりしても使えるくせに、他の札は使えないのである。そして、通りすがりの人に両替を頼もうと思っても、クソ熱い平日の動物園のサイの前には他の客などいないのだ。当然、係員もいない。

これがサイ。サイの糞はでかい。サイは糞をしたら日陰で休む。ゆっくり休んだら糞のところに戻ってくる。そして糞の香りを嗅ぐ。たっぷり時間をかけて嗅ぐ。そして、元の糞にピッタリ重ねて糞をする。

糞が重なる瞬間に蝿がふわっと飛び立つので糞のかたまりが淡く大きくなったように見え、そしてすぐに元のサイズに戻る。
アメリカの動物園でこんなものをぼおっと眺めている日本人はなかなかいまい。