いいかげんワールド

いいかげんワールド

いいかげんワールド

ヒロイック・ファンタジーの世界に間違って入ってしまった老作家。世界を作った教え子は英雄になって大活躍だが、その先生である主人公は役立たず扱い。城の中で消極的に考えたり悩んだりしているうちに洪水に流されて哀れ。そうこうしているうちに成り行きで活躍を強いられるが、あいかわらず積極性のかけらもない。眉村卓の自分語りをファンタジーで包んだような本。過去の作品をよく知っている人におすすめ。