パヴァーヌ

パヴァーヌ

パヴァーヌ

1588年、エリザベスは暗殺され、イギリスはフェリペのアルマダに屈伏した。同じ年、ギーズ公は死なず、フランスはヴァロア朝の手にあった。ローマがヨーロッパと新大陸を支配し続け、20世紀に異端審問が開かれる世界。近代科学は教会によって異端とされ、機械技術は厳しく規制され、蒸気機関車や翼車が街を走り、通信は信号塔と双眼鏡のネットワークによって伝えられる。
世界の描き込みがとても素晴らしい。ストーリーも十分に面白い。物悲しい6篇の物語によって、あったかもしれない世界のイギリスが描き出される。名作!