アラビアンナイト 5

アラビアンナイト〈5〉 (講談社 青い鳥文庫)

アラビアンナイト〈5〉 (講談社 青い鳥文庫)

「アラジンと魔法のランプ」、それから「船乗りシンドバードの冒険」。かなり忘れているので、読み直すと面白いです。先月アラジンの別の版を読んだけれど、シンドバッドは久しぶり。アラジンも、版によってストーリーが違うので何度も楽しめます。
しかし印象深いのは「三つのリンゴ」。男は奴隷に騙されて妻を殺してしまいます。妻の死体が見つかり、国王は大臣に、犯人を見つけなければおまえを死刑にすると言います。男は自首しました。騙したのは大臣の奴隷だったとわかりました。国王は、大臣を死刑で脅したことを詫びて、奴隷を死刑にせずむち打ちで赦し、妻を殺した男に美しく気立てのいい娘をめとらせました。そして、「きつい冗談だったなあ」と笑いあうのでした。めでたしめでたし。
ええ話やのう。