低品質国語テスト

さっきテレビで国語のクイズのようなものをしていた。子供がテレビをつけたのでほんの少し見た。すぐに出かけたのでうろ覚えだが、

  • 会議資料を配付する。会議資料を配布する。
  • 協力体勢。協力体制。
  • 長さを計る。長さを測る。

どちらが正しいか答えるのだと。どちらも正しい。問題がきわめて不適切だ。

  • 会議資料を全員に配付する。会議資料を会場入口で配布する。
  • 相手先企業への協力体勢をととのえた。国家間の協力体制がととのった。
  • 定規や測量で長さを測る。基準器をあてがって長さを計る。

3つ目は少々やっかいで、「計る」「測る」「量る」の使い分けの基準があるが、すべて「計る」でも日常使用では特に問題はないと思うし、長さの測定でなく直接比較なら「計る」の方が適当だろう。
ということで、「どちらが正しいことが多いか」という問題にすべし。どちらか一方だけが正しいと思いこむと恥をかく。見た部分だけ低レベル問題だったのかもしれないが。
ちなみに、知らないと恥をかく!合格!日本語ボーダーライン「一流有名人が国民1万人の日本語テスト正解率に大挑戦」という番組らしい。